かげさん vs シュレッダー
去年の暮れ、会社の掃除が終わり、
納会開始のちょっと前に処分することになった書類たち。
シュレッダー行きの彼らは
自らの身を守るため、必死の抵抗を見せる。
彼らの計画は実に巧妙だった。
シュレッダーの刑になることを
遅らせるため一致団結。
ホッチキスの針や
ガチャ玉、クリップ、ダブルクリップたちの援護を得、
簡単に刑が執行されないように
固まって身を守っていたのだ。
かげさんは死刑執行人として
彼らの絆をひとつずつ断ち切り
シュレッダーに送り込む。
時が経ち、彼らは監視の目をくぐりぬける機会を得る。
そして、ひとつのテロを成功させた!
「透明のプラスチックのガチャ玉」という名の
テロリストが自爆テロを実行に移したのだ。
事件発生現場は、シュレッダーの刃に到達する前の
紙吸い込みローラー部分。
後続の同士たちの虐殺をさけるべく
ローラーとローラーの隙間に身を挺して引っかかり、
見事に書類を「通せんぼ」しやがった。
かげさんの手持ちのドライバー類が届かない
てこの原理を使って定規類で引っ張り出すのも困難な
紙の吸い込み口から奥深く。
そこが自爆テロ実行犯の聖地らしかった。
しかし、爆弾処理班も、ただでは転ばない。
シュレッダーの吸い込み口の「分解」に入り、
ついに問題のローラー部分にたどり着く。
まったく、てこずらせやがる・・・
と、まぁ、透明なので見逃したガチャ玉が
見事にガチッとハマり、困った状態になったわけだが
無事に取り除くことに成功!
なんとか破棄対象の書類たちを片付けたのだった。
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