PSPアプリの署名、圧縮をバッチから自動実行

署名後のファイルが小さくなったの続き

アプリの起動が早くなったように感じるのが気のせいか
念のため確認してみた。

PSP Homebrew Easy Signer by fkrone.exe
で署名したアプリの起動は、
メモリスティックでプログラムを選んで○ボタンを押して
Now Loadingの文字が表示されるまで「25秒」かかった。

では
Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)
で署名したアプリはというと
・
・
・
なんと「12秒」！
13秒も早いではないか！

となると、
Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)
を起動し、対象ファイルを選択した後に「Click to encrypt」ボタンを押して
ファイル名の上書き確認で「はい」を選び
実行結果であるDoneの「OK」ボタンを押すまでの一連の流れを
「ビルドバッチ」か「PSPへのコピーバッチ」に組み込みたい。

しかし、先に調べたように
Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)
は起動パラメータでファイル名などを受け付けてくれない。

そこで登場するのが「UWSC」だ。

UWSCはキーボード操作やマウス操作を記録し再生することができる。

UWSCは以下のURLからダウンロードできる。
http://www.uwsc.info/download.html

シェアウェア版があるが、フリー版でOKだ。

かげさんは、UWSCを「D:\Tool\NoInstall\UWSC」に展開した。

記録する手順はこうだ。
１．Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)を起動する
２．UWSCを起動する
３．UWSCの右から2つ目の記録ボタン（ビデオのアイコン）を選ぶ
　　※UWSCの画面が記録中...になる
４．Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)のタイトルバーをクリック
５．Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)のテキストボックスに
　　キーボードで署名したいファイル名のフルパスを入力
　　※...ボタンでファイル選択ダイアログを出せるが
　　　キーボードで入力したほうがマクロがきちんと登録される
　　例）F:\PSP\MyDev\trunk\ARPG\EBOOT.PBP
６．Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)の
　　「Click to encrypt」ボタンをクリック
７．名前をつけて保存ダイアログの「保存」ボタンをクリック
８．上書き確認で「はい」ボタンをクリック
９．実行確認のDoneダイアログの「OK」ボタンをクリック
１０．Easy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)の
　　「Quit」ボタンをクリック
１１．UWSCのSTOPボタンをクリック
１２．UWSCの左から２つ目の保存ボタンをクリック
１３．名前をつけて保存ダイアログでUWSCのフォルダに
　　　PSPEncrypt.UWSで保存する
１４．PSPEncrypt.UWSをメモ帳などのテキストエディタで開く
１５．先頭行に以下の内容を入力する
if GETID("Easy PBP/PRX Encrypter",, 0.1) < 0 then EXEC("F:\PSP\PSP開発環境\EasyPBPRX_1.0.0.3\EasyPBPRX.exe")
　　　※EXECの中の引数はEasy PBP/PRX Encrypter 1.0.0.3(alpha)のフルパスにする
１６．PSPEncrypt.UWSを上書き保存
１７．ビルドバッチもしくはコピーバッチに以下の記述を入れる
"D:\Tool\NoInstall\UWSC\UWSC.exe" "D:\Tool\NoInstall\UWSC\PSPEncrypt.UWS" %*
　　　※最初の""内にはUWSC.exeのフルパスを入力する
　　　　２つ目の""にはPSPEncrypt.UWSのフルパスを入力する
　　　※かげさんはコピーバッチの先頭に入れた
　　　　ビルドバッチに組み込もうとすると
　　　　ビルドエラーかどうかの判定などが必要になり
　　　　面倒くさかったため

これで圧縮署名をバッチから起動して実行できるようになる。
アプリの起動速度が速くて、とても幸せになれる。