Live2D Cubism 4 SDKにあるサンプルを動かす
やりたいことは
Live2D Cubism 4 SDK for NativeをDXライブラリの3.21で使えるか
なんですが、
まずはLive2D Cubism 4 SDKにあるサンプルを
動かしてみることにします。
Live2D Cubism 4 SDK for Nativeのダウンロード
以下のURLにある2つの使用許諾契約書を読んで
Live2D Cubism 4 SDK for Nativeのダウンロードします。
https://www.live2d.com/download/cubism-sdk/download-native/
ダウンロードしたら展開します。
まずLive2D Cubism 4 SDK for Nativeを動かそう
CubismSdkForNative-4-beta.1のzipを展開したところにある
Samplesフォルダを見てみる。
Cocos2d-x、D3D9、D3D11、OpenGL、resというフォルダがあった。
どうせならDirect3D 9よりDirect3D 11で
動かしたいのでD3D11フォルダに入る。
DemoとthirdPartyフォルダがあるのでDemoへ。
proj.d3d11.cmakeというフォルダがあるんで中へ
namake_西暦4桁_xnn.batが6ファイル
proj_西暦4桁_xnn.batが6ファイルあるけど、
VisualStudioのソリューションファイルがない…
西暦4桁は、Visual Studioのバージョン、
xnnは、x86(32bit)で動かすかx64(64bit)で動かすか。
nmakeは、実行ファイル作る方だろうから
projから始まるのがプロジェクトファイルや
ソリューションファイルを作るやつかな?
ということで、proj_2017_x86.batを実行。
あれ、Visual C++ Compiler 2017 not found.って出る…
Visual Studio 2017はインストールしてて使えるのに…
そういや、最近、Visual Studio 2017を起動した時に
更新通知が来て更新かけてから、
Visual Studio 2017のソリューションファイルを
ダブルクリックで開けなくなってたな…
(Visual Studio 2017を起動してからだと開けるんだけど)
その時も調べたんだけど、ソリューションファイルの拡張子を
直接Visual Studio 2017に関連付けるという
やりたくないやりかたしかなくて
解決してないまま放置してたんだった…(-_-;)
うちのマシンVisual Studioが
2008、2010、2012、2013、2015、2017が混在してるんで
ソリューションファイルダブルクリック時に
該当するバージョンのVisual Studioを自動的に開く
VisualStudioVersionSelecterというのに関連付けてて欲しいのよね。
で、バッチファイルの中身を調べると
Visual C++ Compiler 2017を探すVisual Studioのコマンドを使ってるから
なんかうちの2017環境がおかしいと判断。
改めて調べてみたものの、時間がかかりそうなのと
とりあえず動かしてみるのが目的なんで
Visual C++ Compiler 2015でやってみようと思いついた。
(この結論にたどり着くまでに時間がかかった)
(なお、この記事を書くため、もう一度やってみたら、
2017関連でおかしかったのが全部問題なく動いた…訳が分からんw)
proj_2015_x86.batを実行。
そしたら、CMakeでエラーが…
CMakeの導入
実は、かげさんのマシン、CMake自体は、
「EffekseerForDXLibをビルドできるようにしてEffekseerのネットワーク機能を使う」
の時にインストール済みです。
だから、proj.d3d11.cmakeというフォルダ名やReadme.mdを見ても
インストール済みだからいいや、と思っていた。
しかし、出たエラーはコチラ
Cmake 3.10 or higher is required. You are running version 3.6.2
あら? CMakeのバージョンが3.10以上じゃないとダメなのね…
ということで
https://cmake.org/download/
からバイナリ「cmake-3.15.3-win32-x86.msi」を
ダウンロードした。
CMake3.4以前のはアンインストールしてと書いてある。
最初に導入してたのは3.4.0rc3だけど、その後、3.6.2にしてるから
アンインストールしなくて良いみたい。
インストーラに従ってそのままインストール。
環境変数のPathの追加について3択で聞かれるページではAll Usersにしました。
気を取り直して、再度バッチファイルを実行。
Link: fatal error LNK1181: 入力ファイル 'DirectXTK.lib' を開けません。
というライブラリリンクエラーが出た。
DirectX Tool Kitの導入
DirectX Tool Kit(DirectXTK)とは
難しいと言われるDirectXを使いやすくするためのライブラリ。
普段はDXライブラリを使ってるから、
なんか聞いたことあるなって程度。
CMakeの例もあるし、仮に入れたことがあっても最新版を持ってくるほうが安全か。
所定のフォルダに展開しないといけないし。
https://github.com/microsoft/DirectXTK/releases
から最新のSource code(zip)をダウンロード
展開するとDirectXTK-masterができるので
ソリューションファイル(.sln)があるフォルダの中身全部を
CubismSdkForNative-4-beta.1を展開した下記のフォルダの中にコピー。
CubismSdkForNative-4-beta.1\Samples\D3D11\thirdParty\DirectXTK
(Live2D Cubism 4 SDKにあるサンプルは、このフォルダをリンク時に参照するんで)
コピーしたものはソースファイルだけでライブラリは自分でビルドしないとイケない。
CubismSdkForNative-4-beta.1\Samples\D3D11\thirdParty
にあるmakeXTK_2015.bat(2015のところはVisualStudioのバージョン)を実行。
Live2D Cubism 4 SDKのサンプル実行
これでライブラリリンクエラーがなくなり、サンプルが実行できます。
サンプルが実行できるとこんな画面が出ます。
そのまま放っておいたり、画面をクリックすると
キャラクターのモーションが確認できます。
さて次は、このサンプルのキャラクターを同じように
DXライブラリで動かせるかです。
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