Raspberry Pi Pico の初期設定(その1)
どうも、かげさんです(^^)/
あなたがこの記事を読んでいるのは何回目でしょうか?
初めての方、いらっしゃい!
複数回目の方、再訪問ありがとです(・∀・)
Raspberry Pi Pico を購入しようという記事「IoTで快適空間を作ろう!(温度管理 検討編)」を書いたものの、その後のセットアップしたりした時の記事を書いていませんでした。
実家でも親が Raspberry Pi Pico を購入したものの、全く使っていなかったので初期設定をしました。
忘れないうちに書いてみます。
Raspberry Pi Pico とは
RAM:256KB SRAM
電源:1.8V~5.5V
サイズ:21×51.3×3.9mm 約3g
動作環境条件:-20℃~85℃(70℃以下を推奨)
温度センサ搭載
Raspberry Pi という名刺サイズのパソコンのシリーズがあります。
2022/05/03現在、半導体不足の関係であまり出回っていませんが、
初代から数えて第4世代の Raspberry Pi 4というのが出ています。
(初代に近い性能でフリスクサイズの Raspberry Pi Zero や Raspberry Pi 400というキーボードタイプのもあります)
(参考)
初代の Raspberry Pi を購入した時(2013/05/25)に書いた記事はコチラです。
「Raspberry Piをゲット」
Raspberry Pi という名前から同じシリーズに感じますが、Raspberry Pi シリーズと Raspberry Pi Pico は別物です。
販売してるところは同じなので Raspberry Pi というブランド名がついているってところでしょうか。
サイズ感はこんな感じで小さいです。まさにピコって感じ。
Raspberry Pi シリーズとの大きな違いは、OS 上で動くかどうかです。
Raspberry Pi はパソコンなので OS(オペレーティングシステム) をセットアップして、それの上にソフトを入れて使います。後からいろんな用途に活用できる完成されたコンピュータのイメージです。
これに対して Raspberry Pi Pico はマイコン(マイクロコントローラ/マイクロコンピュータ)なので、OS はなく、電子機器の制御用に最適化されたコンピュータです。
制御用にプログラムを組み込んで使います。プログラムを組み込んだ部品みたいなイメージです。
かげさんが思うに、 Raspberry Pi Pico は、いろいろあるマイコンの中でも IoT にはあまり向いていないです。
なぜかというと、 Raspberry Pi Pico には無線通信( Wi-Fi や Bluetooth など)がそのままでは使えないためです。
この点は、SONY から出ている SPRESENSE(スプレセンス) も同様です。
どちらも後付けで Wi-Fi や Bluetooth などが使えるのですが、Arduiono や M5Stack 系統や ESP32 が最初から使える機器の方が IoT には向いているように思います。
IoT (Internet of Things:モノのインターネット)は、インターネットにつながる=何らかの通信ができることが柱の1つ。
なので、センサーとして使うことができたとしても収集した情報をどこにも送れないと、データ活用が難しいと思うからです。
後付けじゃないと「通信機能」や「画面」を使えないというのが、導入上のデメリットですね。
Raspberry Pi Pico は、なんといっても安さが売りなんで手を出しやすいというメリットはあります。
かげさんが購入した時は、スイッチサイエンスで550円。今は値上がりしていますが、それでも他のマイコンより安い。
550円の割に「緑の LED 」や「温度センサー」がついているのも良い点だと思います。
ちなみにかげさんの Raspberry Pi Pico の購入動機は、PC 起動中の PC 周辺の温度が知りたかったためです。
夏の暑い時期の PC 周辺の空気を循環させる時の指標に使えるかな?と思ったのです。
PC 起動中という条件だったのでUSBに直刺しで温度が分かれば良かったので丁度良かった。安価な温度センサーとして購入しました。
本格的に何かをする場合、ピンヘッダをはんだ付けするか、ピンヘッダ付きのを Raspberry Pi Pico を購入した方が良いでしょう。
初期設定で用意するもの
- 作業用 PC ( Windows, Mac, Linux, Raspberry Pi Picoじゃない Raspberry Pi などいずれか)
- Raspberry Pi Pico
- PC と Raspberry Pi Pico を接続する USB ケーブル( Raspberry Pi Pico 側は、micro B )
Micro Python のファームウェアをセットアップ
今回は、開発言語として Micro Python を使います。かげさんは、まだやったことがないけど、 C / C++ が使えるように設定することもできます。
後述の Micro Python の開発環境 Thonny にも Raspberry Pi Pico のファームウェアをセットアップする機能があるのですが、うまくセットアップできないので、かげさんは、これから紹介する方法でセットアップしました。
下記のURLに移動します。
https://www.raspberrypi.com/documentation/microcontrollers/micropython.html
MicroPythonを使うためのファームウェアは、上記ページの動画の下にある項番1~5の項番1のリンクからダウンロードします。
2022/05/03 現在だとダウンロードされるファームウェアのファイル名は「 rp2-pico-20220117-v1.18.uf2 」です。
次に USB ケーブルで PC に Raspberry Pi Pico を接続するんですが、ここで注意すべきことがあります、
それは Raspberry Pi Pico の「 BOOTSEL 」ボタンを押しながら接続することです。
PC に「 RPI-RP2 」という大容量ストレージデバイスが認識されるまで「 BOOTSEL 」ボタンを押し続けます。
接続されたら、ダウンロードしたファイル、今回だと「 rp2-pico-20220117-v1.18.uf2 」を「 RPI-RP2 」にドラッグ&ドロップします。
正常にファイルがコピーされた場合、 Raspberry Pi Pico が自動的に再起動されて「 RPI-RP2 」の接続が切れます。
Micro Python の開発環境 Thonny(ソニー)のセットアップ
Thonny の公式サイトは「コチラ」
右上の方にダウンロードのリンクがあります。インストール対象の OS にあわせたものをダウンロードします。
ここでは、Windows 版をダウンロードします。
2022/05/03 現在だとダウンロードされるのはバージョン「 3.3.13 」です。
インストーラを起動します。
「Install for me only(recommended)」をクリック。
「Next」をクリック。
「I accept the agreement」を選択し「Next」をクリック。
必要に応じてインストール先のフォルダを指定し「Next」をクリック。
スタートメニューの名称はそのままで「Next」をクリック。
デスクトップにアイコンを表示したいので「Create desktop icon」をチェックして「Next」をクリック。
「Install」をクリック。
「Finish」をクリック。
この記事はここまで、Thonnyの使い方は次の記事「Raspberry Pi Pico の初期設定(その2)」に書きます。
ここまではOKだ
RAM:256KB SRAM
電源:1.8V~5.5V
サイズ:21×51.3×3.9mm 約3g
動作環境条件:-20℃~85℃(70℃以下を推奨)
温度センサ搭載
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