自宅の Raspberry Pi Zero の IP アドレスが分からなくなったので調べてみた
どうも、かげさんです(^^)/
あなたがこの記事を読んでいるのは何回目でしょうか?
初めての方、いらっしゃい!
複数回目の方、再訪問ありがとです(・∀・)
Windows に Node.js をインストールする記事「Node.js をインストールしてバージョン番号を確認する」も書いたので、TP-Link Tapo L510E/L530E を操作する記事をそろそろ書きますか。
と思って Windows PC から TeraTerm で Raspberry Pi Zero につなごうと思ったんだが、Raspberry Pi Zero の IP アドレスが、DHCP のせいで以前と違ってやがる…
そういや、Raspberry Pi Zero を固定 IP にするのスッカリ忘れてたわ…
以前に IP アドレスを調べたことがあったんだけど、その調べ方も含め、メモってなかったのよね…(;^_^A
で、どうやって IP アドレスを確認しよう…となってしまったので、今回は、自宅の Raspberry Pi Zero の IP アドレスを調べてみました。
参考情報を探してみた
参考にしたのは、Qiita(キータ)で@xshellさんが紹介していたコチラの記事です。
「同じLAN内に接続したRaspberry PiのIPアドレスを調べる」
この記事の良いところは
- Macの場合
- Linuxの場合
- Windowsの場合
のように OS ごとに「同じ LAN に接続した Raspberry Pi の IP アドレスを調べられる」こと。
見覚えあるから、たぶん、かげさんが以前に調べた時も、この記事を読んだんだと思う。
調査結果をまとめた Excel 表を見ても、そんな印象を受けたもの。
Windows での IP アドレスの探し方
Windows では ARP(読み方はアープ。Address Resolution Protocol の略)を使って MAC アドレスを宛先の IP アドレスを求めていく。
MAC アドレス(読み方はマックアドレス)は、ネットワーク機器を特定する48ビットの物理アドレスで、上位24ビットがメーカーに割り当てられているため、その値でメーカーを識別できるようになっている。
つまり、MACアドレスのメーカー情報から Raspberry Pi を出しているところを特定すれば、Raspberry Pi の IP アドレスを特定できるのだ。
もっとも、Raspberry Pi が同じ LAN 内に複数あれば、機器特定には至らず、Raspberry Pi 候補を絞り込むまでしかできないんだけどね。
なお、MAC アドレスは、一般的に 16 進数表記されるため、XX-XX-XX-YY-YY-YY 形式か XX:XX:XX:YY:YY:YY 形式で表示される。
Windowsだと - 区切りで、Linux だと : 区切りっぽい。なので、区切り文字の - や : は適宜読み替えれば良いです。
先に書いたように上位24ビットである XX-XX-XX や XX:XX:XX の部分からメーカーを特定できます。
Raspberry Pi の場合、「b8:27:eb:~」、または「dc:a6:32:~」や「e4:5f:01:~」や「28:cd:c1:~」から始まります。
具体的に調べるコマンドは 2 段階に分けて実行する。
第 1 段階(ローカルネットワーク内の IP アドレスに ping を実行して arp テーブルに記録する)
for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.1.%i
IP アドレスの 192.168.1.%i の部分は、IP アドレスの . で区切った第 3 オクテットまでを調べるネットワークによって変更します。
例えば、デフォルトゲートウェイが 192.168.0.1 なら 192.168.0 と変更します。
第 2 段階( arp テーブルを表示する)
arp -a
以下のように IP アドレス、MAC アドレス、Type が表示される。
192.168.1.1 bc-5c-dc-YY-YY-YY 動的
192.168.1.10 b8-27-eb-YY-YY-YY 動的
192.168.1.100 4f-5c-e2-YY-YY-YY 静的
一応、他の形式の例も挙げておきます。
192.168.1.1 bc:5c:dc:YY:YY:YY dynamic
192.168.1.10 b8:27:eb:YY:YY:YY dynamic
192.168.1.100 4f:5c:e2:12:65:cd static
「b8:27:eb:~」、または「dc:a6:32:~」や「e4:5f:01:~」や「28:cd:c1:~」から始まっているのが Raspberry Pi の IPアドレスです。
Type には下記の2種類があります。
- 動的/dynamic(動的 IP アドレス。DHCP によって割り当てられた IP アドレス)
- 静的/static(固定 IP アドレス。DHCP の影響を受けずに割り当てられた IP アドレス)
MACアドレスの余談(ランダム MAC アドレス)
MACアドレスは、通常、ネットワーク機器で固有の値が割り当てられており、同じアドレスは複数存在しないという特徴を持っている。
ここからが余談なのだが、製品によってはMACアドレスから、おおよその位置情報を把握できることから、コレを特定するとプライバシーの侵害に当たるとする意見が多くある。
このため、iPhone や Android 端末の場合、MACアドレスをランダム化してユーザの追跡を難しくする機能が OS として実装されている。
つまり、移動デバイスについては、固有アドレスが割り当てられているという考え方が、現在は通用しなくなってきている。
また LTE 回線に接続するネットワークカードにも適用されることがあるので、それらの機材には MAC アドレスフィルタリングや認証などを使ったリモート接続ができなくなるなどの不便な点もある。(セキュリティを強化すると運用しづらくなるというトレードオフの典型ですね)
ここまではOKだ
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