Evernote の「〇〇のバージョンが複数見つかりました。ここからほかのバージョンと比較できます」や「ノートの競合が発生しました。このノートのコピーが既に存在します」を解消する
どうも、かげさんです(^^)/
あなたがこの記事を読んでいるのは何回目でしょうか?
初めての方、いらっしゃい!
複数回目の方、再訪問ありがとです(・∀・)
Evernote で PC とスマホなど複数端末でノートを編集しているとWindows版だと「〇〇のバージョンが複数見つかりました。ここからほかのバージョンと比較できます」、Androidスマホ版だと「ノートの競合が発生しました。このノートのコピーが既に存在します」というメッセージが出ることがあります。
Windows版だとこんな風に表示されます。(画像クリックで拡大します)
Androidスマホ版だとこんな風に表示されます。
どちらもリンクをクリックすると他にできている同じノートが表示されるんですが「どうやって解消するんだよ!」というのが分かりにくい…(;^_^A
このページを読むと「発生する原因」と「Windows PCを使った解消方法」が分かります。
発生する原因
いわゆる「他端末同時更新」により更新内容の「競合」が発生してしまうことが原因です。
具体的には、複数の端末(かげさんの場合だとWindows PC と Android スマホ)で利用していて、あるページを更新した時に、更新した内容がアップロードされないうちに別の端末でも同じページを更新してしまった時に発生します。
Evernote に限らずクラウド系ソフトの場合、更新は自動アップロードされることが多いため、変更後のアップロード前にスマホを閉じてしまった状態でPCで更新したりすると発生しやすいのだ。
なお、更新してアップロードが終わってから別の端末で同じページを更新する時には発生しません。
Evernote は、この事象が発生すると、「同じページが複数登録」されます。
これはユーザが複数登録されたページを比較して、正しいものを更新して不要なものを削除できるようにするためです。
ただ、こういった説明なく、勝手に複数ページになるから、使っているユーザは混乱するのよ…(;^_^A
解消方法
ユーザが複数登録されたページを比較して、正しいものを更新して不要なものを削除できるようにしているので、解消するには、複数出来上がった「同じ名前のページの内容を比較する」必要があります。
こういった時に役に立つのが、ファイル比較ソフトです。
ファイル比較ソフトを使うので「同じ名前のページの内容」をコピーしてテキストファイルとして保存します。
同じページが複数できているのでファイル名はページ名1.txt、ページ名2.txtなどが良いでしょう。
Unix や Linux には diff(ディフ:different の略で異なるという意味) というファイル比較コマンドがありますが、Windows の場合、標準ではこのコマンドはありません。
このため、ファイル比較できるソフトをダウンロードする必要があります。
さらに単純に比較するだけでなく、比較して1つにまとめられた方が良いでしょう。
というのは、ファイル1のAパートとCパートを活かして、ファイル2のBパートとDパートを活かすといった時にまとめられるのが便利だからです。
複数のものを1つにまとめることをコンピュータ用語では「併合(Merge:マージ)」といいます。
比較してマージするのに便利なのは「WinMerge(ウィンマージ)」というオープンソースソフトウェアです。
このソフトは、Microsoftが作ったWinDiffというファイル比較ソフト(Visual Studio をインストールする時にインストールできる)を改良して使いやすくしたものです。
「WinMerge(ウィンマージ)」は2つのファイルだけじゃなく、最大3つのファイルまで同時に比較して併合することができます。
1つにまとめたら、まとめたページを更新して、残った不要なページをEvernoteから削除します。
これでこの問題は解消します。
WinMergeのダウンロードとインストール
WinMerge 日本語版のダウンロードサイトは「コチラ」をクリック。
青いダウンロードのボタンをクリックします。
かげさんは、64ビット版のWindowsなので「64ビット版ダウンロード」のボタンをクリックしました。
ダウンロードしたファイルを開きます。
インストーラが起動するので、画面の指示に従いインストールします。
WinMerge画面の簡単な説明
WinMergeを起動すると、比較するファイルまたはフォルダを指定する画面が表示されます。
最大3つまで比較できますが、ここでは説明しやすさ優先で2つ指定した状態の画面で説明します。
画像はクリックすると拡大表示されます。
ざっくり左右にテキストエリアがあるのが分かると思います。
このエリアは下記のように背景色が色分けされています。
- 比較した時に同じところが白表示
- 片方にしかない部分はオレンジ色表示
- 片方にない部分は灰色表示
白表示出ない部分は、左右で違いがあるところで差分といいます。
画面上のツールボタンを赤枠でくくっていますが、左側が差分にジャンプするためのボタングループになってます。
右側の赤枠は、マージする時に左側の内容を右側に反映するか、右側の内容を左側に反映するのに使います。
テキストエリアは「編集可能」で、テキストエリアの上にある濃い水色部分に「ファイル名」が表示されており、編集したファイルは * マークが付きます。
* マークが表示されている方のテキストエリアを選択してから Ctrl + S を押すとファイルが保存され、F5キーで再比較できる状態になります。
これらを活用して左右のファイルどちらかをEvernoteに反映する正式な内容にします。
不要な同じ名前のノートをEvernoteから削除します。
正式な内容のファイルの方をメモ帳などのテキストエディタで開き、全選択してコピーして Evernote の活かすノートに張り付けます。
まとめ
Evernote の「〇〇のバージョンが複数見つかりました。ここからほかのバージョンと比較できます」やノートの競合が発生しました。このノートのコピーが既に存在します」は、「他端末同時更新」により更新内容の「競合」が発生してしまうことが原因。
これの解消するため、WinMergeを使うと複数のファイルを比較して併合できる。
不要な同じ名前のノートを削除してから、正式な内容をまとめたファイルをコピーしてEvernoteに張り付ければ、この問題は解消します。
ここまではOKだ
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